お客様紹介 / 渡部雪絵さん

“金ヒル スナック恵&ゆき”は、仕事も遊びも常に全力投球、自由奔放で真面目なママ2人で、毎週金曜の午後に営業しています。スナックに集まるお客さんも、皆それぞれの人生を楽しむ達人ばかり。そんな素敵な常連さん達をご紹介します。

今回ご紹介するのは、アユワ株式会社とアミー株式会社で代表を務める渡部雪絵さん。
もともと金融機関での法人営業や新聞記者として働いていた雪絵さん。出産を機に会社を辞めることになり、起業を決意。オリジナルワンピースブランド『Ayuwa』を立ち上げました。昼スナの恵ママ、由紀子ママも『Ayuwa』の大ファン。スナックに立つ際にはよく着ているそうです!

ホームページのプロフィール画像も、2人ともAyuwaのワンピース。

今年からは使い切り布ナプキン・布ライナー『amiee』も設立。

そんな大忙しのキャリアウーマンでありながら、1児の母でもある雪絵さんに、現在の活動や子供との生活、昼スナについてお伺いしました。

逆境から経営者へ、どんなときも自分らしさを大切に

会社員であっても起業をしても、全力で仕事に打ち込むことに変わりはない

日本橋髙島屋でのトークイベント。登壇くださった美容家の小林照子さん、フォーブス副編集長の谷本有香さん、有香さんの大学でのゼミ生さんと。

ーもともとは金融関係のお仕事にお勤めでしたが、ワンピースのブランドを立ち上げることになった経緯を教えてください。

会社員時代から、1枚でサマになるワンピースがあったらいいなと思っていたんです。でも既存のものって、ポケットがついていなかったり、家で洗えなかったり。

ー確かに着心地が良くて扱いやすいワンピースって、なかなかないですね。

最初は全く起業するつもりなんてなかったんですが、妊娠をきっかけに会社を辞めざるを得なくなって。再び会社勤めをしても、出産後の女性が元いたポジションに戻るのは難しいし「そういえば私ワンピースが好きだったな、じゃあブランドを作っちゃおう」という感じで始めました。

ー起業へのハードルの高さは感じていませんでしたか?

それはあんまりなかったですね。銀行で法人営業をしているとき、マンションの一室に会社をかまえているような企業をたくさんみていたり、父親が経営していたりしたことが影響したかもしれない。でも普通に一生懸命仕事をしているのであれば、起業してもやることは同じじゃないかな、同じように苦しいことも辛いこともあるし。

ー普段から誠実に仕事と向き合っていた雪絵さんだからこそ、未経験の分野での挑戦にも迷いがなかったんですね。

経営者として、母として、自分らしさのバランスをとりながら

アミーのクラファンリターンのランチ会。向かって左側の手前はアミー株式会社の共同経営者の松原輝衣さん。お二人とも、お召し物はアユワのワンピース。

ー今年はワンピースの『Ayuwa』に続き、使い切り布ナプキン・布ライナーの事業も始められたんですよね。会社を経営するだけでも大変なのに2社を掛け持ち、その上お子様まで育てているなんて、すごすぎます。

息子の小学校受験と『amiee』事業立ち上げの時期が重なったときは特にバタバタでした。起業した上で1番大変なのは時間のコントロール。やろうと思えばいつまでも仕事ができてしまうので、メリハリをつけられるようにしないと、と日々痛感しています。

ーどのようにコントロールされているんですか?

私の場合はコントロールしているというか「とにかくこなしている」という感じ(笑)。去年は11月くらいまでとにかく余白がなかったです。毎日朝起きてご飯を食べて息子と一緒に体操して。幼稚園以外のお教室に連れて行ったり、習い事に行ったり。お迎えに行って帰ってきて……そんな合間に仕事をしていました。期間限定ショップの店頭に立つために九州へ行った時は、単身赴任中の夫に休暇をとってもらったことも。

ープライベートと仕事の境目がほとんどなさそうですね?!

はい、切り替えがすごく大変で。でも息子との時間がとれると思って楽しみながらやっています。ただ息子には申し訳なかったなと。いっしょに何かに取り組むといった時間がとても大切なのに、なかなかそういった時間をとれなかったんです。そういった中で小学校受験はハッピーサプライズもあり、本当によくやってくれました。

ー自立した息子さんですね!

早いうちから自立して欲しいな、と願ってはいます。フリマアプリで自分のおもちゃを出品させて売上をお小遣いにしたり、記録をつけて手数料の概念を認識してもらったりしていますよ(笑)。教育とは、自分で生きていく力をつけるための知識を得て、ひとりひとりが自立していく要素も含んでいると思っています。息子には仕事のことも理解してもらいたいから、どんどん息子を巻き込もう、、、と。この間も税理士さんとの打ち合わせに連れて行きました。

私にとっての『昼スナ』

ちょうど良い加減の適当さが心地よい

国際女性デーである3/8に、ママ2人に花束を持ってお店に来てくれた雪絵さん。素敵すぎます…

ー雪絵さんにとって昼スナはどういった場所ですか?

ちょっと誰かと話したいなっていうときに行ける場所。友達だとお互いの状況を知りすぎてて、ざっくばらんに話せないこともあるんです。昼スナだと深く知らない相手だから、いい意味で適当に話せる。

ーお忙しい合間の気分転換になっているんですね。

息子がいるので、昼スナにいる男性に子供の頃どういうこと考えてたのか聞くのも楽しいです。結局は単純なんだなってところに行き着くんだけど(笑)。自分の知らない世界を知ってる人とか、違う生き方をしてる人に出会える場所は、大人になると貴重だなと思います。

子供にとっても良い刺激になる場所

NHKニュースシブ5時の取材にも快くご協力してくださり、ガッツリご出演いただきました!

ー事務所からも近くて、気軽に行ける距離にあって良いですね。

歩いても行ける距離なんです。息子の習い事が麻布十番にあるからその合間に行ったり、息子を一緒に連れて行ったりもしますよ。

ー昼スナはお子様と一緒に行けるのも魅力のひとつですよね。

はい、ただ単にみんなに可愛がられるからっていうわけではなく、社会に色んな人がいるって息子に知ってもらえることがいいなって思います。私も小さい頃から青年会議所という、自営業の集まりによく連れて行かれていた記憶があって。思えばそういうところで電話での言葉遣いを覚えたりなんかしていたから、ぜひ息子にも学びのひとつになったらと願っています。

商品を売るだけではなく、思想を広げるために活動していきたい

受注生産で、よりエシカルに未来へ投資する

Ayuwaのワンピースとポップアップ店舗にて。

ーワンピースブランドの『Ayuwa』は今年から受注生産を始めたんですよね?

そうなんです。ありがたいことに想定していた4倍の受注がありました。

ーすごい反響ですね!

嬉しい悲鳴です(笑)。『Ayuwa』は1着売ると500円を子供支援団体へ寄付するチャリティブランド。事業計画も売上ではなく寄附金額を基準に立てているんです。洋服を買って”未来”に投資する、みたいなスキームを、寄附金額を増やしてさらに実現させていきたいです。

ー素敵な試みですね。

あと受注生産することでカラーオーダーも受けられるようになりました。色だけではなく、着丈やウエストの絞りも対応できるように。お洋服としての選択肢が増えて、より多くの方の手に届くようになったらなと思っています。

女”性”だけではなく男”性”も。互いのジェンダーについて考える一助になりたい

インターン生たちと一緒に。手に持っているのは使い切り布ナプキン・布ライナーの『amiee』。

ー使い切り布ナプキン・布ライナーの『amiee』販売もいよいよ本格稼働ですね。

9月の終わりから奮闘していた特許も申請が終わり、次のフェーズにきています。特許って、取るまでは製品を広く渡してはいけないんです。クラウドファンディングで支援頂いた方には当初の予定よりだいぶ発送にお時間をいただいて申し訳なかったのですが……。ようやくオンラインストアでも購入できるようになりました。今後は定期購入で毎月届くような仕組みもつくる予定です。

ー使い切り布ナプキン・布ライナーは、生理用品の選択肢を増やす画期的な商品ですよね。生理用品業界に影響を与えそう。

『amiee』は、ただ物理的に選択肢を増やすだけではなく、ジェンダーを考えるきっかけになるようなブランドにしていきたいんです。ここ最近、世の中が生理に目を向けていたというか、そういった記事やイベントが注目されるようになってきましたよね。でもなんとなく違和感を感じていて。それは、注目されていたのが”女性”の生理だけだったからなんです。実は男性の身体のことだって、女性も知らないじゃないですか。男性の生理現象がどういうタイミングで起こるのかとか、予期せぬ形で起こるのかとか。トランスジェンダーなど、心のことは理解され始めたから、身体のことももっと理解し合いたいし、その一助になれるようなブランドに育てていきたいなと思います。

多忙さにも関わらず、楽しんで仕事をしている姿はとてもパワフル!あるがまま自然体でありながらも、全てに信念を持って取り組む。そんな芯のある素敵な雪絵さんに会えるかも?な昼スナへぜひ遊びに来てください!

この記事を書いた人
高乃瀬 絢子 ひよっこ兼業ライター
OLをする傍ら、インタビュー記事を中心に執筆している。目指すは美しい日本語を紡ぐ叙情的ライター。趣味は映画鑑賞で、ハリーポッターシリーズが大好き。洋画は字幕派。尊敬する人は、脚本家の野木亜紀子さん。
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